情熱大陸

話題騒然直木賞作家・桜庭一樹36歳オンナの小説一路
情熱大陸
これみながら寝ようかな。

直木賞作家・桜庭一樹(さくらば かずき)、36歳。
 今年1月16日、世間がざわついた。第138回直木三十五賞が発表され、受賞作『私の男』が、父と娘の禁忌を描いた衝撃的な内容だったからだ。「圧倒的美しさ」「痛み」「闇」「狂気」など輪郭の強い言葉で形容されるその作品を書いたのは、どんな人物なのか?多くの人が、それを知りたいと思った。
 作家デビューから9年。まずはジュニア向け小説の人気作家として頭角を現した。「読まないと書けない」という桜庭は、年間400冊以上本を読み、執筆以外の時間は書店を巡り、健康管理のために食事を作る。生活のすべてが小説を書くためにある。
 桜庭は「小説家が社会に対してできる仕事をしたい」と語る。その真意に迫る。